第64回:後陣痛(こうじんつう)って、なぁに?

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助産師が答える妊婦Q&A

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Q.もうすぐ出産予定日になる初産婦です。三人目を出産した友人が、陣痛よりも後陣痛(こうじんつう)の方が辛かったと話していてびっくりしました。出産後陣痛からやっと解放されたのに、また痛みが続くのでしょうか。後陣痛のことを教えてください。


A.出産後陣痛が終わって、ほっとしているのにまだ痛みが続くのは確かに辛いですね。

■後陣痛とは
出産の後に子宮がもとの大きさに戻ろうとするために、子宮は収縮を繰り返します。子宮が収縮するとき、下腹部の痛みを感じることがあります。この痛みが"後陣痛"と言われていて、"あとばら"とも呼ばれています。

■後陣痛の経過
子宮が収縮して元の子宮の大きさに戻るのには約1カ月かかりますが、後陣痛は、分娩当日から翌日くらいが最も強く、その後徐々におさまっていき、3~4日くらいで感じなくなる場合が多いです。

■個人差が大きい
痛みの程度は個人差が大きく、全く後陣痛を感じない人もあります。子宮の収縮が良ければ、後陣痛を感じなくても心配いりません。また、1週間以上痛みが続くケースもあるようです。
下腹部が痛むのではなく、腰が痛くなる人もいます。

■後陣痛の特徴
・初産婦さんより経産婦さんの方が痛みを強く感じる場合が多いようです。そして、二人目より三人目が強いという方もあります。
・授乳のときに痛みが増すことがあります。これは赤ちゃんがおっぱいを吸うときの乳首への刺激が脳に伝達されて、子宮を収縮させるホルモンが分泌されるためです。赤ちゃんに母乳を与えることが、母親の産後の回復を促していることになっているのです。人間の体はとても素晴らしいですね。
・後陣痛があるときは、子宮が収縮しているときなので、その時に悪露が多く出てくることがあります。

■痛みの対応
・陣痛と同じく、まずゆっくりとした腹式呼吸をしてみましょう。
・痛みが強くて我慢できないほどであれば、早めに医師や助産師に伝えましょう。出産のための陣痛と違って、我慢をしないで、鎮痛剤を使用して痛みを和らげることができます。
・お腹や腰に使い捨てカイロや温かくしたタオルなどで、軽く温湿布したりして緩和することがあります。ただし、子宮の収縮状態のこともありますので、医師や助産師に相談してから温湿布しましょう。

*後陣痛を感じない場合もありますし、鎮痛剤の使用も可能です。後陣痛を心配しすぎないでくださいね。ご安産をお祈りしています!


(2011年1月更新)

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