悩んでいるのはあなただけじゃない〜妊婦さんにつきものの便秘&痔の予防解消対策

  • facebook
  • twitter

妊娠と身体・健康

D32_Fotolia_101019518_XS.jpg

妊娠すると多くの人が経験するのが、便秘と痔。
なかなか相談できずに、ひとりで悩んでいる妊婦さんもいるのでは?
どちらもつらいものですが、少しでも楽になる方法を探り、試してみてはいかがでしょうか。

◎便秘知らずだった人も妊娠をきっかけに便秘気味に

何日以上排便がないと便秘なのか、明確な基準はありません。
一日でも出ないとつらいという人もいれば、1週間出なくてもなんともないという人もいますよね。
お腹が張った感じがして苦しかったり、おならが増えて不快だったり、便がかたくなり出すのが大変だったりと、本人がつらさを自覚したら、それが便秘です。

妊娠すると、腸の動きを鈍くさせるホルモンが分泌されはじめ、もともと便秘だった人はますますひどくなり、便秘したことがない人でも症状が現れるんですね。
妊娠週数が進むと、大きくなった子宮が腸を圧迫するという物理的な便秘の原因も加わり、お腹に力を入れて排便すると、赤ちゃんが出てきてしまいそうな不安を覚え、排便を我慢するあまり、さらに便をかたくしてしまうことも起こりがちです。

◎便秘の解消・予防対策は、食事と生活習慣の改善で

食事では、便のかさを増やして出しやすくするため、食物繊維をたっぷりとりましょう。
食物繊維には、血圧や血糖値を下げたり、コレステロールを排出するのに役立つなど、大切な働きがたくさんあります。
また、腸内には善玉菌と悪玉菌がいて、そのバランスが崩れると便秘や下痢を起こしやすくなります。
善玉菌を増やす成分には、ごぼうや玉ねぎなどに含まれるオリゴ糖があり、ビフィズス菌を含むヨーグルトなども便秘解消に効果があります。

さらに、毎日便が出やすくなるような行動を習慣にすることも大事です。
朝起きたらコップ1杯の水を飲む、朝食をきちんと食べたらトイレに行くなど、一連の決まった行動を毎日続けましょう。
また、排便を我慢しないことも大切です。
少々腹圧をかけても、赤ちゃんが出てくることはないので、安心して排便してくださいね。
どうしても何日も出ないときは、早めに主治医に相談して、緩下剤を処方してもらい、排便を促すようにしたほうがいいでしょう。

◎血流の悪化や便秘が痔の原因に

妊娠中は血液量が増え、血管が拡張しますが、大きくなった子宮による圧迫のため、肛門周辺の血液循環が悪くなり、拡張した血管に血液がたまってうっ血し、痔になってしまうんですね。
妊娠中の痔では、内痔核といっていぼ痔が肛門の中にできるタイプのものがもっとも多くなります。
痛みはあまりなく、突然の出血で気づくことも。

また、妊娠中は便秘になりやすく、便がかたく太くなってしまい、それを強い腹圧をかけて押し出すため、肛門が切れてしまうことによって痔になることもあります。
いわゆる切れ痔で、排便のたびに痛みを伴うことが多いです。

◎痔を悪化させないための対策

切れ痔の場合は、生活習慣などに気をつけ、便秘が解消すれば自然によくなっていくでしょう。
一方、いぼ痔は、妊娠週数が進むにつれて子宮による圧迫が増していくので、うっ血がひどくなっていきがちです。
それでも妊娠中に外科手術を行うことは、まずありません。
産婦人科で、うっ血部分の炎症を抑える座薬や軟膏を処方してもらい、悪化するのを防ぎます。
妊娠中でも影響のない薬ですから、安心して治療してくださいね。

また、排便後、紙で拭いてはいけないということはありませんが、できればシャワートイレで洗い流し、あとは押しぶきするとよいでしょう。
温水で温まると血液循環をよくする助けにもなりますね。
シャワートイレがない場合は、市販のトイレ用ウェットティッシュを利用しても。
ただし、清浄綿には消毒薬が含まれていて、肛門周辺の皮膚には刺激が強く、荒れてしまう恐れもあるので、使う場合は十分注意してくださいね。

無料会員登録

  • 妊娠したら、すぐ買うセット
  • 出産準備セット