妊娠期間のマイナートラブルを乗り越えよう③妊娠後期のマイナートラブル

  • facebook
  • twitter

妊娠と身体・健康

◎身体の負担からくるマイナートラブルを上手に緩和しよう!

20150706_Fotolia_69024381_XS.jpg

妊娠9カ月を過ぎて妊娠後期に入ると、お腹が大きく張って、ママの身体にはこれまで以上に負担がかかるようになります。身体の痛みや不快感をともなうマイナートラブルが頻出するのもこの時期です。上手な緩和方法を知って、元気な赤ちゃんに会うためにもうひと頑張りしましょう!

◎妊娠後期はお腹の張りがいよいよピークに

お腹の張りが起こるのは、子宮が収縮してお腹が緊張するから。妊娠後期を迎えるころには、子宮の筋肉は伸びていますが、胎動による刺激でお腹全体が張りやすくなります。また、身体がお産の予行演習を始めるため、不規則な張りも起こるようになります。張りを感じるのが1時間に1回程度で、安静にして収まるようなら問題はありません。

おりものが多い場合や、出血を伴う場合は、切迫早産の可能性があるため注意しましょう。しばらく横になっていてもお腹の張りが続く場合や、強い張りを感じる場合は、早めに産院に連絡をしてください。症状によっては張り止めの薬が処方されて、自宅安静となります。

◎頻尿のときはトイレを我慢しないこと!

妊娠後期は、頻尿に悩まされるママも多くいます。1時間に2~3回トイレに行きたくなったり、就寝中に何度も目が覚めてしまったりして、落ち着かない日々が続くことも。頻尿が起こるのは、膀胱が大きな子宮に圧迫されて、尿がたまらないうちに排尿したくなってしまうためです。尿意を我慢すると膀胱炎を招いてしまう可能性もあるので、まめにトイレに行くようにしましょう。

◎尿もれはエクササイズで緩和しよう

お腹が大きくなると、大きな声で笑ったり、くしゃみをしたりしたときに尿もれが起こることがあります。尿もれは、腹圧がかかり、膀胱が子宮に圧迫されることによって起こります。ホルモンバランスの影響で、骨盤底筋が緩むのも原因の1つです。尿もれの緩和には、エクササイズをして、骨盤の底にある骨盤底筋群を鍛えると効果的です。

<尿もれを予防・緩和するエクササイズ>
椅子の背もたれ側を向いて座り、会陰部が座面に当たるような体勢で腰かけます。手で背もたれを持って、トイレで尿を止めるようなイメージで、膣周辺の筋肉をキュッと締めましょう。

◎むくみや疲れで手足に影響が出やすくなります

妊娠中はふだんの何倍もある大きなお腹を支えるために、足の筋肉に疲労がたまりやすくなります。また、子宮が下半身の血管を圧迫するため、血行も滞りがちになります。妊娠後期は、このような疲労や血流の滞りによって、足がつったり手がしびれたりしやすくなります。

足がつったときは、両足を伸ばして座り、つま先を持って身体の方に引きよせて緩和しましょう。ふだんから習慣にしておくと、足のつりの予防にもなりますよ。頻繁に起こる場合は、血行がよくなっている入浴中にマッサージをするのがおすすめです。

手のしびれが起こるのは、妊娠により体内の水分が増えて体がむくみやすくなるため。塩分をとりすぎないように注意して、適度に身体を動かし血行を促進しましょう。

◎恥骨や股関節に痛みを感じたら、妊娠生活のゴールまであと1歩!

お産が近づくにつれて、お腹の中の赤ちゃんはしだいに子宮の下の方に移動していきます。そのため、恥骨が圧迫を受けて、太もものつけ根に痛みを感じるようになります。また、ホルモンの働きで関節がゆるむため、股関節痛も起こりやすくなります。

股関節痛を感じるときは、もものつけ根をまわしてよくほぐしましょう。ただし、無理は禁物です。途中で痛みを感じるようなら、ストップしましょう。

<股関節痛を緩和するエクササイズ>
あお向けに寝た状態で両足を開き、そのまま足を床から離してひざを持ちます。あごを引いて、目線は股の間を見るようにしましょう。腕の力を使って、もものつけ根が円を描くように、両足全体をゆっくりと回します。お腹が大きくて苦しいときは、片足ずつ行うとラクに行えます。

身体の痛みは、いよいよお産が近づいてきたことの表れです。疲れを感じたら横になるなどして、安静をとりながら、できるだけリラックスして過ごしましょう。