急激な下痢や嘔吐、発熱がサイン。おなかの風邪と呼ばれるウイルス性胃腸炎

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赤ちゃんの身体・健康

N13_136537287_XS.jpg赤ちゃんはよく下痢をしたり、吐いたりしますが、病気が原因であることも。
そのひとつが、ウイルス性胃腸炎です。
急に嘔吐や下痢が始まったり、熱が出たり、水っぽい便が大量に出たりしたときは、注意が必要です。

ウイルス性胃腸炎は、おなかの風邪といわれることもあり、ウイルスに感染して起こる急性の胃腸炎です。
原因となるウイルスは多いのですが、初秋から春にはノロウイルス、真冬はロタウイルス、アデノウイルスは夏をピークに一年中見られます。
いずれも感染力が強く、保育園や幼稚園に通っている子どもから、ママやパパをはじめ、同居している家族へ感染することもよくあります。

◎ウイルス性胃腸炎ってどんな症状?

ウイルス性胃腸炎は、急激な嘔吐や下痢、発熱といった症状から始まります。
うんちは水っぽく、オムツから漏れるほど。
1日に10回以上出ることもあります。
お腹が痛いので、赤ちゃんは不機嫌になり、食欲もダウンしてしまいます

ノロウイルスが原因の場合、下痢や熱は1〜2日で落ち着くことが多いです。
ロタウイルスが原因の場合は、白っぽい下痢便が出ることがありますが、便の色にはあまり変化がないことも。
症状は、ノロウイルスより重いことが多く、1週間、下痢が続くこともあります。
また、下痢の症状は軽くても、けいれんを起こすことがあるので注意が必要です。

◎ウイルス性胃腸炎にかからないために〈予防対策〉

ウイルスが原因の「おなかのかぜ」なので、予防対策は風邪やインフルエンザと同じです。
流行しているときは、まず、ママやパパが手洗いとうがいを欠かさないようにし、外出するときはマスクもしたほうがいいですね。

①吐いたものの処理
嘔吐物やうんちには、ウイルスがいっぱいです。
汚物の処理は、使い捨ての手袋をして、ペーパータオルや布で拭いたら、そのまま捨てましょう。

②食器の消毒
赤ちゃんの食器にウイルスがついていることもあります。
食器は洗剤で洗い、食器用の塩素系漂白剤にひたして消毒を。

③衣類の消毒
嘔吐したもので汚れた衣類は捨てるか、洗剤で洗い、熱湯、漂白剤、高温乾燥などで消毒しましょう。

⑤予防接種を受ける
ロタウイルスは、予防接種で防ぐことができます。
ただし、ロタウイルスは、高月齢でワクチンを接種すると、副反応で「腸重積」を起こしやすくなることがわかっています。
そのため、生後6カ月または8カ月までに接種することになっているので、注意してくださいね。

◎自宅でのケアと治療

嘔吐の症状がひどいのは、症状が出始めてから数時間〜半日ほどです。
吐き気がひどい場合は、無理に飲ませたり、食べさせたりすると、よけい吐いてしまいますから、落ち着くまでは、母乳やミルク、離乳食も控えましょう

激しい下痢や嘔吐が続くと、体から水分、電解質も失われてしまいます。
脱水症を予防するためにも、水分補給が大切です。
電解質を含むベビー用イオン飲料や経口補水液を飲ませるといいですよ。

また、下痢は病原体を排出しようとする体の防御反応なので、無理に薬で止めずに、整腸薬などの対症療法を行います。

◎細菌性胃腸炎にも気をつけて

ウイルスではなく、細菌が原因となるのが、細菌性胃腸炎です。
食中毒が多く、病原菌のついた食品を食べることなどで感染します。
発熱、下痢、嘔吐など、症状はウイルス性胃腸炎とほぼ同じですが、ウイルス性よりも重症になることが多いのが特徴です
夏に限らず、一年中起こるので、食べ物には注意しましょう。

〈細菌性胃腸炎の主な原因菌〉
・カンピロバクター
肉などが発生源。十分な加熱や乾燥で感染を防げます。
・サルモネラ菌
卵や卵の加工品、肉、犬や猫などのフンにいる菌です。
・ボツリヌス菌
はちみつに含まれるボツリヌス菌で、麻痺症状を起こすリスクがあるので、1歳までの赤ちゃんには、はちみつを与えないでください

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