母乳をあげてはいけないのはどんなとき?授乳後のゲップはいつまでやるべき?

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赤ちゃんの身体・健康

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母乳育児を続けたいと考えているママにとって、気になることもいろいろあるかと思いますが、たとえば、「母乳をあげてはいけないケース」というのもそのひとつでしょう。
また、母乳・ミルクを問わず、授乳後のゲップがうまくできないとか、いつまでゲップさせなくてはいけないのかといった疑問もありますね。

今回は、そんなママの疑問にお答えしたいと思います。

◎母乳をあげてはいけないとき、あげても大丈夫なとき

まず、基本的には、母乳をあげてはいけないケースというのは、それほど多くはありません。
ただし、喫煙に関しては要注意です
ママがタバコを吸うと、ニコチンやコチニンなど約4000種類の有害物質がママの体に取り込まれ、母乳にも出てしまいます。
赤ちゃんが副流煙を吸い込むこともよくありませんね。
呼吸器感染症や突然死症候群(SIDS)のリスクも上がるとされています
ママにとっても赤ちゃんにとっても、喫煙はリスクが高いので、愛煙家のママも妊娠前に禁煙しておくべきでしょう。
それが無理だとしても、少しずつ減らしていき、禁煙できるようにしたいものですね。

では、ママが風邪などをひいたときはどうでしょうか。
この場合は、授乳をやめなくても大丈夫。
風邪もインフルエンザも飛沫感染しますが、母乳を通して赤ちゃんに感染することはありません
母乳には免疫物質が含まれているので、むしろ感染や重症化にも役立ちます。
また、ママがインフルエンザワクチンを打ったり、抗インフルエンザ薬を服用した場合でも、授乳には問題ありません。

それでは、他の薬を飲んでいる場合はどうでしょうか。
抗癌剤、向精神薬、抗生剤の一部の薬には、母乳に移行して赤ちゃんに影響するものもありますが、一般的な抗生剤、胃腸薬、風邪薬、抗ヒスタミン剤などは、用法用量を守って服用していれば大丈夫です
外用薬の軟膏やクリームなども、局所にしか影響しませんし、点眼・点鼻薬も全身への移行はごく微量なので、使っても問題ありません。

授乳中でも服用できる薬はたくさんあるので、つらい症状があるときは我慢せずに、医師や薬剤師に相談してみましょう。
授乳中のママも診てくれる産婦人科や小児科のクリニックに問い合わせてみるのもおすすめです。

◎授乳後のゲップは生後3〜4カ月頃まで

授乳した後ゲップをさせるのは、赤ちゃんが授乳時にたくさん空気を飲み込んでいるからです。
空気をたくさん飲み込むと、大人でも胃が張って苦しいですよね。
胃が空気でいっぱいになり張ったままでいると、胃酸が混ざった母乳や粉ミルクがこみ上げてくるので、いわゆる胸焼けの状態になります。
ときには、赤ちゃんがう〜とうなったりすることもありますね。

ママが扁平乳頭や陥没乳頭の場合だと、赤ちゃんは空気を飲み込みやすいようです。
また、授乳前、お腹が空いて泣いたときにも空気をたくさん飲み込んでしまいます。
以上のことから、生後3〜4カ月頃までは、ゲップをさせてあげたほうがいいでしょう
それ以降は、赤ちゃんの様子を見て、とくに苦しそうにしていないようなら、ゲップさせなくてもOKです。

〈ゲップのさせ方〉
ゲップのさせ方には主に次の2つの方法があります。

①赤ちゃんを縦抱きして、背中を優しくトントンと叩く方法
②膝に赤ちゃんを座らせて、背中を下から上へさする方法

これらを試してみても出ないときには、赤ちゃんを一時的にうつ伏せ寝にしてみてください。
お腹が下になることで、赤ちゃん自身の体重が胃を圧迫し、背中側にある胃の入り口(噴門)が上になるので、ゲップが出やすくなります。

いろいろな方法がありますが、ゲップが出ない赤ちゃんもいます。
赤ちゃんが苦しそうにしていない場合、そのまま眠ってしまった場合は、無理にゲップさせなくても構いません
もし、苦しそうだったら、上半身をクッションやタオルなどで少し高くして寝かせるといいですよ。