ママが気になる帝王切開のあんなこと、こんなことQ&A

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妊娠と身体・健康

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帝王切開は安易に行うものではありませんが、ママや赤ちゃんの健康を第一に考えて、少しでもお産のリスクを回避するために、必要な場合もあります。
予定帝王切開でも、緊急帝王切開でも、いざというときに慌てないために、気になることは早めに解決しておくことが大切ですね。
そこで今回は、妊娠中のママたちから寄せられた帝王切開についての気になること、知りたいことにお答えします。


〈Q1〉予定帝王切開は妊娠何週くらいで行うのですか?
予定日の2週間ほど前、妊娠38週で行うのが一般的です
陣痛はいつくるかわからないので、遅くなるほど緊急帝王切開になるリスクが高まるからです。
ただし、前置胎盤では出血のリスクを考慮して、1週早く、妊娠37週で行うことが多いでしょう。

〈Q2〉帝王切開は希望すればできますか?
陣痛が怖いので帝王切開を希望したいという人もいるようですが、帝王切開はママの体にダメージを与える手術なので、医学的な理由がある場合だけ行うというのが医療面での原則です
確かに帝王切開は安全性が高いのですが、安易に選択してよいということではありませんね。
しかし、経産婦さんで、前回の陣痛体験がトラウマとなって怖いという場合もあるでしょう。
いろいろなケースがあると思いますが、まず、どうして帝王切開をしたいのかを医療スタッフとよく話し合ってみましょう。
すぐに希望が受け入れられるとはいえませんが、最終的にはあなたの気持ち、生き方を尊重してくれるのではないかと思います。

〈Q3〉子宮筋腫があるので帝王切開になりますか?
妊娠中、約20%で筋腫が大きくなりますが、あとは変化なし、もしくは縮小することもあります。
ただし、筋腫の位置や大きさによっては、流産や早産の原因にもなりますし、前期破水や胎盤早期剥離などのリスクも高くなります。
それでも、妊娠予後は比較的良好で、お産の時期、赤ちゃんの発育も、正常妊娠とほぼ差はありません。

分娩については、筋腫の大きさだけではなく、位置によっては赤ちゃんが降りてくるのを妨げたり、逆子(骨盤位)などの胎位異常が増えることにより、結果として帝王切開になる確率が上昇します
とはいえ、子宮筋腫があっても、普通に出産できるほうが多いので、あまり心配しなくて大丈夫ですよ。

〈Q4〉高齢出産ですが帝王切開になるでしょうか?
出産時に40歳すぎというママもいることでしょう。
最近は、40歳すぎての初産も珍しくありません。
ママが高齢というだけで帝王切開が勧められるということはありませんが、次のような理由がある場合は、赤ちゃんとママの安全性を優先して、予定帝王切開を選ぶことがあります。

不妊の原因となるような基礎疾患がある
妊娠高血圧症候群などの妊娠合併症がある

まずは医師とよく相談し、帝王切開になる理由をしっかり確認した上で、あなたの希望を伝えましょう。

〈Q5〉人口妊娠中絶と帝王切開の関係は?
過去の人口妊娠中絶をしたことがある場合ですが、帝王切開とは関係がないので安心してください。
また、過去に流産や死産の経験がある場合も、それが帝王切開になる直接の理由にはなりません

〈Q6〉経腟分娩に比べて赤ちゃんに悪影響がありますか?
「帝王切開で生まれた赤ちゃんは、産道を通っていないので我慢強くない」などといわれたママもいるようですが、それはまったくの迷信です。
帝王切開で生まれたことそのものが、赤ちゃんの精神的発達に悪影響を及ぼすという根拠はないので、気にしないでくださいね。