第197回:夏バテはしたくない!暑い夏でも母乳で育てるママの授乳の工夫や食べ物について

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助産師が答える妊婦Q&A

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Q.産後1ヶ月の母親です。完全母乳をめざして、母乳育児をしていますが授乳の度に親子とも汗だくになりますし、つらい暑さで夏バテ気味です。母乳育児で、夏を乗り切るためのアドバイスをお願いします。

A.

日本の夏は、温度も湿度も高く、熱帯並と言われていますので、ママは本当に大変だと思います。

母乳を与えるときは、赤ちゃんとの密着度が増しますから汗だくになり疲れますね。

夏場の母乳育児が少しでも快適になるようにいくつかご紹介できたらと思います。

1.授乳時の部屋の工夫

エアコンを使用されている場合でも、赤ちゃんやママの汗の状態をみて、授乳中に汗が多いのでしたら、授乳時には少し温度を下げてもいいと思います。

設定温度は、目安ですから、いつも同じでなく適宜変更されるといいでしょう。

扇風機の風を赤ちゃんに直接当てることはよくないのですが授乳時には遠くからとか弱めに、室内で空気が循環するように使用するといいでしょう。

2.授乳時の工夫

授乳時に赤ちゃんは身体はもちろん、頭全体も汗をかきます。

そこで、ママは赤ちゃんの頭や首がくるあたりの腕のところにタオルを置いておくと、ママの腕と赤ちゃんの頭の汗取りになります。

授乳後そのタオルをお湯で絞って、赤ちゃんの汗を拭いたりママの汗を拭いてから、干しておくと、汗疹の予防になります。

3.ブラジャーの下の工夫

授乳時以外の時も乳房や乳房の間にも汗をかきますので、ブラジャーの下に薄手のタオルを縦横半分ずつにして、四分の一になるようにしてたたんで差し込むといいです。

母乳パット代わりにもなり、乳房の脇・下・間なども広く汗を吸い、蒸れにくく、取り換えたり洗濯も簡単です。

4.ママの栄養補給・水分補給を

ママの水分補給は、母乳以外に汗で出てしまう分も考えると、3~4リットルは摂るようにしたほうがいいでしょう。

ママも尿量が少なかったり、尿の色が濃くなっていると、水分が不足ということです。

また、水分や食べ物は冷たいものばかりだと胃腸が弱り、母乳分泌低下の原因になることもありますから、水分は室温程度のものを摂るように心がけましょう。

食事は具だくさんの味噌汁やスープ、ポトフ、シチューなど、一つのもので多くの栄養が取れるものが、暑い時期の調理の負担が少ないですね。

温かい食べ物をとるように心がけることで夏バテの予防にもなりますよ。

5.お昼寝のすすめ

暑い時期は、身体の消耗が大きいですから、赤ちゃんがお昼寝をして入るときに、用事を済ませたい気持ちもわかりますが、まずは一緒にお昼寝をして体を休ませ、体力維持に努めましょう。

*体力維持に努めるのが、母乳維持につながると思います。

暑い夏を、ゆったりと生活されて、乗り越えられるようにお祈りしています。