母乳にサヨナラ。食べる楽しさを赤ちゃんと一緒に味わいましょう!

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赤ちゃんの身体・健康

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母乳は赤ちゃんにとって、最良の栄養です。
誕生から生後数カ月までの赤ちゃんに必要な栄養は、全て母乳に含まれているからです。
でも日々成長していくうちに、母乳だけでは栄養が足りなくなります
いつかは母乳から離れ、自分でさまざまな食べ物を噛んで、飲み込み、栄養をとれるようにならなければなりません。
母乳からの自立は、赤ちゃんにとって「食」という新たな世界への旅立ちなのです。

◎初めての離乳食、気をつけるポイントは?

離乳食は、半年から1年かけて赤ちゃんのペースに合わせて進めていくことが大切です。

赤ちゃんが飲み込める形にしてあげましょう
赤ちゃんはまだ歯も生えそろっていないうえ、舌や口の動きも未完成なので、離乳食は赤ちゃんが十分に飲み込めるように、食材をやわらかくしてあげることが基本です。
トロトロ状態から始めて、歯の生え方や噛み方を見ながら、少しずつかたくしていきましょう。

食材は必ず加熱しましょう
大人には問題のない細菌でも、赤ちゃんにとっては命に関わる場合もあります。
ですから、赤ちゃんに与える食べ物は全て加熱するのが鉄則。
とくに生の刺し身は絶対にあげないでください。

炭水化物からスタートしましょう
赤ちゃんの小腸の機能はまだまだ未熟。
とくにタンパク質の消化が苦手です。
離乳食をおかゆから始めるのは、これが理由です。
炭水化物は、赤ちゃんの未熟な腸でも、消化吸収しやすいからです。

タンパク質は順番を守って与えましょう
タンパク質の多い食品には、赤ちゃんにとって消化しにくい脂質が多く含まれるものがあります。
まずは炭水化物に慣れさせ、野菜、そして成長に不可欠なタンパク質へという順番でトライしていきましょう。

離乳食の基本は塩分控えめにしましょう
赤ちゃんは腎臓の働きも未熟なため、余分な塩分をうまく体外に出すことができません。
塩分が多すぎると腎臓に負担をかけてしまうことになるので、最初は味付けなしで、進んできたら「薄味」が原則です。

◎食べることは生きること。心と体の成長を見守りましょう

〈食べる力を育む〉
離乳食を始めるいちばんの理由は、「食べる力」を育てることです。
口に入ったものを舌で動かし、歯ぐきでつぶして飲み込む。
それが食べる力です。
離乳を通じて、赤ちゃんはこの機能を少しずつ獲得していくのです。

〈味覚を感じ食べる楽しさを育てる〉
甘味、塩味、酸味、苦み、うまみ。
これらの味覚を感じる力は、離乳期から発達し始め、10歳くらいまで発達し続けます。
だからこそ、離乳期から幼児期、学童期にかけてさまざまな味を体験することが、味覚の発達を促すためにとても大切なのです。

〈内蔵や消化機能が発達する〉
赤ちゃんは生後数カ月間は、大人以上のレベルで消化酵素を分泌しますが、成長するにつれてこれらの酵素の分泌が減少していきます。
一方、最初はほとんど分泌されていなかったリパーゼやアミラーゼといった、他の消化酵素の分泌が増えてきます。
多くの消化酵素が安定するのは、3〜4歳頃とされています。

〈意欲や好奇心が育つ〉
成長の過程においていろいろな食品と出会いますが、新しいものを試してみようという意欲や、好奇心、冒険心も育まれていきます。
お茶碗に手を出しひっくり返してしまったりするのも、「自分で食べたい」という意欲の表れですね。
こうした行動を繰り返しながら自立へ向かっていくので、ママはハラハラするかもしれませんが、ぜひ「やりたい」という気持ちを満たしてあげてくださいね。
また、ある食べ物を一度嫌がったとしても嫌いなものと決めつけずに、たまにメニューに加えたりママやパパが美味しそうに食べてみせることも大切
赤ちゃんの好奇心や冒険心の芽を摘むことなく、上手に伸ばしてあげるとよいですね。