妊娠中の気になるギモン①食べものに関するギモン

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妊娠と食事

◎妊娠中のギモンはみんな一緒!

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普段は当たり前にしていることも、妊娠中は、「赤ちゃんに影響があったらどうしよう」と気になりますよね。些細なことだから、医師には質問しづらい......と思っているママも多いはず。でも、実は皆同じような疑問を抱えているんですよ。

今回は、主に「食べもの」について、妊娠中のママの疑問にお答えしたいと思います。

◎カフェインはNGって聞くけれど......

コーヒーや紅茶にはカフェインが多く含まれるため、妊娠中は控えた方がいいとよく聞きますよね。ママがカフェインを大量に摂取すると、胎盤を通してカフェインが赤ちゃんへ送られます。赤ちゃんの未熟な肝臓では、すべてのカフェインを一度に排出しきれないため、カフェインが体内に長期間残って、体に大きな負担をかけてしまいます。コーヒー・紅茶のほか、緑茶にもカフェインが含まれているので、1日コップ1~2杯程度に留めましょう。

とはいえ、妊娠中は水分をとることも大切ですよね。そんな時は、カフェインが含まれていない麦茶やルイボスティーを常備しておくのがおすすめです。カフェインが少なく、口の中がさっぱりするほうじ茶やウーロン茶も◎。香りがいいハーブティーはリラックス効果も高いので、夜寝る前や休憩時間に飲むといいでしょう。ただし、ハーブの中には、女性ホルモンに作用してお産を促す可能性があるものや、お腹をゆるくする作用があるものもあります。販売店のスタッフに、効果・効能を聞いてから購入しましょう。

◎少しくらいならアルコールを飲んでも大丈夫?

仕事をしているママは、おつき合いでアルコールを提供するお店に行くこともありますよね。「アルコール度数の低いお酒を1杯飲むくらいなら平気かな」と、つい仲間と一緒にビールや発泡酒を注文してしまうこともあるかもしれません。でも、ちょっと待って。

アルコールがお母さんの体内に入ると、胎盤を通って赤ちゃんに直接届きます。胎盤は通常、赤ちゃんに有害物が渡らないようフィルターの役目を果たしますが、アルコールは有害物として遮断されないため、赤ちゃんの体内にそのまま入ってしまうのです。これにより、赤ちゃんを奇形にしたり、未発達児や未熟児、あるいは健康を損なった状態で産まれてくるリスクが増えます。

飲酒が怖いのは、習慣になりやすいところです。「コップ1杯ならいいかな」と思っていても、いつの間にか飲酒の量が増えてしまうこともあり得ます。お腹の赤ちゃんのことを考えて、妊娠中は禁酒をしましょう。

◎サプリメントは飲んでもいい?

鉄分やカルシウムなど、妊娠中は普段以上に栄養を摂取する必要があります。普段なら、「足りない栄養素はサプリメントでとろう」と思うかもしれませんが、妊娠中はなるべく食事から栄養を摂取するように心がけて。なぜなら、栄養素は単体でとるよりも、いくつかの種類を同時にとることで、体内で効果的に働くからです。

仕事などが忙しく、サプリメントから栄養をとりたい人は、それぞれの特性を知った上で飲むようにしましょう。ここでは、妊娠中にとりたい栄養素とサプリメントの摂取量をご紹介します。

・鉄
たくさん飲んでも害はありません。商品に記載された摂取量を目安にしましょう。

・ビタミンB・C
たくさん飲んでも害はありません。水溶性ビタミンなので、必要以上に摂取しても尿から排出されます。

・ビタミンA・D
摂取量に注意が必要です。脂質性ビタミンなので、体内に蓄積されます。特にビタミンAは、とりすぎると赤ちゃんに先天性の奇形をもたらす可能性があります。妊娠初期は余分にとらないようにしましょう。

・カルシウム
摂取量に注意が必要です。とりすぎると、胆石や尿結石になりやすいので気を付けましょう。

◎妊娠中にとりすぎると良くない食品はある?

以前は、妊娠中のママが牛乳や卵をとりすぎると、赤ちゃんがアレルギー体質になる可能性があるといわれていました。しかし最近では、妊娠中の食べ物は、赤ちゃんに影響しないというのが定説です。

赤ちゃんのアレルギーについては、食べものだけでなく、遺伝的な要素や赤ちゃんが出生してからの生活環境が影響していると言われています。食品の摂取量が気になる場合は、自分で判断せずに、医師や病院の栄養士に相談してみましょう。