離乳食完了〜5歳までの幼児食期は、薄味の健康的な食生活を習慣づけましょう

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赤ちゃんの身体・健康

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1歳半を目安に離乳を完了し、5歳くらいまでは幼児食期となります。
食事を含めて生活習慣の基礎ができる時期なので、食事時間を守り生活リズムをつくれるようにしましょう。

◎幼児食期は、離乳食の延長と考えましょう

離乳が完了したら、栄養摂取の比率は3回の食事で85%、おやつで15%が目安になります。
離乳から5歳ころまでの幼児食期は、これから続く食生活の基礎がつくられる大事なときです。
離乳食が終わったからといって、すぐに大人と同じものを食べさせるのは早急すぎますので注意してください。
子ども中心のメニューとなると、脂肪分が多く、口当たりのよい洋食メインになりがちですが、子どもの成長や健康のためには、脂肪分や塩分は控えめに薄味の煮物などの和食を中心とした食事に慣れさせましょう

離乳が完了する1歳半頃からは、奥歯が生え始め歯で上手にかむ練習をします。
歯が生え揃ってくると、食べられるものがさらに増えるので、いろいろな形の食べ物を取り入れ自分で食べるように導いてあげましょう。
これにより、食べ物に合わせたかみ方ができる調整力が育ちます。

◎食に対する興味や関心を育んであげましょう

幼児食期の後半(3〜5歳)になると、運動量が増えて、必要なエネルギーも30%以上増えるといわれます。
また、栄養素の消化吸収に必要な酵素の働きも大人並みになるので、腸の免疫機能も成熟し抵抗力もアップしてきます。
体だけではなく、心の発達もめざましいものがあります。
食べることに関しても好き嫌いが出てくる一方、食べることへの興味や関心も高まってきます。
そんなときこそ調理法や盛り付け方、食器の選び方を工夫し、「食べるのは楽しいこと」と感じられる雰囲気をつくることで、食欲増進にもつながりますよ。

さらに、食事でとり切れない栄養や水分を補うおやつ(間食)も、子どもにとって楽しいひとときです。
ただし与え方には要注意。
虫歯や肥満などの原因にもなるので、量や時間はきちんと決めてくださいね。

◎幼児食期の食べる力と食べさせ方のポイント

離乳完了の1歳6カ月前後で第1乳臼歯が生えてきたら、前歯でかみ切り奥歯でかみつぶす練習が始まります。
2歳半〜3歳半になると、残りの奥歯も8本全てが生えそろい、歯並びが完成。
上下の歯ですりつぶすこともできるようになり、大人と同じようにかたいものをかみつぶして食べる練習ができるようになります。

幼児食期の前半は、煮物がかたさの目安です。
丸ごと口に入らない、大きめで平らな形にするとよいでしょう。
繊維質の多い野菜は十分に加熱し、肉は隠し包丁を入れるなどして食べやすくやわらかめに仕上げます。
幼児食期後半には、奥歯ですりつぶせる炒め物を目安にしましょう。

食べさせ方のポイントは次の4つです。

①自分で食べることが大切
食べ物を前歯でかみ切る、唇を使って口に取り込むことで、一口の量を覚え調整力が育ちますから、ママはサポートに徹し自分で食べるようにリードしましょう。

②スプーンで食べる練習を始める
手づかみ食べが上手になったらスプーンで食べる練習を始め、スプーンが上手に使えるようになったら次はフォークに挑戦しましょう。

③箸は3歳すぎから
指先に力が入れられ、鉛筆持ちができるようになる3歳すぎから練習を始めましょう
早すぎると間違ったクセがつきやすいので、気をつけてください。
上手に使えるようになるのは、4〜6歳頃と、個人差があるのが普通なので、焦らず練習させましょう。

④家族一緒に食卓を囲む
食べることの楽しさや喜びを家族と一緒に分かち合うことは、精神的な発達にも大きなプラスになります。

◎幼児期のおやつの意味と適量とは

幼児に必要なエネルギーや栄養素は、体重1kgあたりで、大人の2〜3倍です。
意外に多いので驚いてしまいますが、胃が小さく3回の食事では必要な栄養素をとり切れないため、おやつが必要なのです。
おやつといっても甘いものではなく、軽い食事と考えるとよいでしょう
不足しがちな野菜や果物を使ったもの、エネルギー補給になる焼き芋やおにぎりなどがおすすめです。