母子手帳の読み方をマスターしよう!①「妊娠中の経過」の読み方

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妊娠と生活

◎用語や記号の意味を知ろう!

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母子健康手帳には、見慣れない用語や記号がたくさん出てきますよね。読んだだけでは、何を記録すればいいかわからない項目もあります。それぞれの用語や記号の意味がわかれば、記録をスムーズに行うことができます。また、健診時に医師が書きこんだ内容も正しく理解することができますよ。ここでは、「妊娠中の経過」で使われる用語・記号や記録の仕方について、項目に沿って解説します。

◎「妊娠中の経過」の読み方

1.妊娠週間
健診時の妊娠週間を記載します。妊娠期間10カ月=280日のうち、最初の7日未満を0週として、40週0日が分娩予定日です。

2.子宮底長
恥骨の最上端から子宮のいちばん上の端(子宮底)までの長さをメジャーで測って記録します。赤ちゃんの発育と羊水の量を調べるために、妊娠20週前後から記録しはじめます。

3.腹囲
おなかの周囲の長さを記録します。おへその位置でメジャーを使って測定し、脂肪のつき方を見ます。

4.血圧
安静時に測定を行います。最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上の高血圧が続く場合は、妊娠高血圧症候群を発症している可能性があります。

5.浮腫(ふしゅ)
むくみのこと。足のすねを指で押して、へこんだ部分の戻りが悪い場合はむくんでいる証拠です。むくみがあるときは「+」と記録します。妊娠28未満で浮腫が発生した妊婦の3分の1は、のちに高血圧や尿たんぱくを合併すると言われています。そのため、塩分や、生活習慣を見直すなどの注意が必要です。

6.尿蛋白
検査の結果、尿にタンパクが検出されないときは「-」、問題がない程度に出ているときは「±」、出ているときは「+」と記録します。より多く出ているときは、「++」と記録します。タンパクが検出されても、次の検査で「-」に戻ればあまり心配はいりません。ただし、「+」以上が連続する場合は、妊娠高血圧症候群の可能性があります。

7.尿糖
検査の結果、尿に糖が検出されないときは「-」、出ているときは「+」、より多く出ているときは「++」と記録します。連続して糖が検出される場合は、血糖値を調べます。血糖値が高いと糖尿病の可能性があるので、食事療法などが必要です。

8.そのほかに行った検査(含ヘモグロビン)
超音波検査による赤ちゃんの胎位(頭位、さかごなど)や、心音を調べた結果を記録します。「含ヘモグロビン」とは、貧血かどうかを調べる検査のことです。ヘモグロビンの濃度が11g/dl未満の場合は貧血と診断されます。

9.体重
妊娠中の体重増加は、7~12kg前後が目安です。体重が急激に増加すると、妊娠高血圧症候群や難産の原因になります。1週間あたりの体重の増加は、300g以内に抑えるようにしましょう。

10.医師の特記指示事項
出血やお腹の張り、処方された薬について記録します。安静や休業の指示、注意事項なども書かれます。

11.梅毒血清反応
血液検査を行い、感染の有無(陽性は+、陰性は-)を調べます。ママが梅毒にかかっている場合、胎盤が完成するまでに完治しないと、流産や早産の原因になるほか、赤ちゃんに感染する場合もあります。

12.B型肝炎抗原検査
血液検査を行い、感染の有無(陽性は+、陰性は-)を調べます。B型肝炎ウィルスをママが持っていると、たとえ症状の出ていないキャリアーでも、分娩時に赤ちゃんへ感染してしまうことがあります。

13.最終月経開始日
おおよその出産予定日を割り出します。月経周期が28日型の人は、最終月経の第1日目から数えて280日目が分娩予定日の目安となります。

14.この妊娠の初診日
産院で初めて妊娠と診断された日を記録します。

15.胎動を感じた日
初めて胎動を感じた日を記録します。ママの体格によって個人差がありますが、初産では18~20週、経産では16~18週程度が平均です。

16.分娩予定日
「最終月経開始日」から分娩予定日の目安を計算します。月経不順などの場合は、超音波検査の結果で修正し記録します。

17.血液型検査
輸血など万一の場合に備えて、妊娠初期にABO式とRh式の血液型を調べます。ママがRh(-)のときは、血液型不適合妊娠により2人目以降の出産で赤ちゃんに影響が出る恐れがあるため、予防措置がとられます。

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