母子手帳の読み方をマスターしよう!②「出産の状態」「出産後の母体の経過」の読み方

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妊娠と生活

◎産後の母子手帳の使いかた

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母子健康手帳は、ママと赤ちゃんの健康を守るための大切な記録ノートです。産後は、「出産の状態」や「出産後の母体経過」を医師に記入してもらいましょう。ここでは、母子手帳の「出産の状態」と「出産後の母体経過」の読み方について、項目ごとに解説をします。出産の記録をつけるページには、赤ちゃんを初めて抱いたときの感触など、ママ自身の気づきを詳細に記録しておくのもおすすめです。将来子どもに、生まれたときの話をするきっかけにもなりますよ。

◎「出産の状態」の読み方

1. 妊娠期間
出産した日の妊娠週間を記入します。予定日の妊娠40週0日を基点にした前後5週間(妊娠37週~41週未満)が正常の範囲内であり、この期間内の出産を正期産といいます。

2. 娩出日時
赤ちゃんが生まれた時点の日にちと時間の記録です。経腟分娩なら産道から、帝王切開ならママのお腹から赤ちゃんの体がすべて出て、取り上げられた瞬間の日時を記入します。

3. 分娩の経過
お産の経緯や母子の状態の記録です。赤ちゃんが生まれたときの姿勢をみて、正常に頭から下りてきた場合を「頭位」、おしりや足、ひざから下りてきたさかごの場合を「骨盤位」といいます。頭位の経腟分娩でトラブルなしで生まれた場合は「正常分娩」と記入されます。トラブルがあった場合はその内容が記入されることもあります。

4. 出血量
一般に100ml以下なら少量、100~500ml以下なら中量、500ml以上あると多量と記入されます。出血量には個人差があり、多量でも問題のないケースがほとんどです。

5. 分娩所要時間
陣痛が10分間隔になってから、赤ちゃんが誕生するまでの時間が記入されます。分娩は、初産婦で平均11~17時間、経産婦で平均5~7時間かかります。

6. 出産時の児の状態
赤ちゃんの性別や数、出生直後に測定した体のサイズ、状態、処置の有無が記入されます。

7. 証明
赤ちゃんが生まれると、出産した産院で出生証明書を出してくれます。生後14日後以内に、赤ちゃんの出生地、親の住民票の所在地、本籍地、滞在地のいずれかの市町村役場か区役所に、出生届と出生証明書を提出しましょう。

◎「出産後の母体の経過」の読み方


1.子宮復古
子宮復古とは、子宮が出産直後から徐々に収縮し、妊娠前の大きさや重さに戻ることです。子宮回復の経過が順調かどうかをチェックして記入します。子宮は一般的に、3~4週間経過すると元に戻ります。

2.悪露
悪露とは、胎盤がはがれたあとや産道から出てくる、血液を含んだおりもののこと。産後すぐは血性で量も多いですが、徐々に色が薄くなり量も減ります。

3.乳房の状態
乳腺が開通し、母乳が出始めているかどうかについての記録です。赤ちゃんの吸い付き具合も含めて、母乳育児の進行状態をチェックします。

4.血圧
血圧を測り、体の回復をチェックします。妊娠高血圧症候群の影響で血圧が高めの人は、薬を飲むこともあります。

5.尿タンパク
お産の疲れが残っていたり、妊娠高血圧症候群の後遺症などがあると、尿からタンパクが検出される場合もあります。

6.体重
産後の体重の戻り具合を記録します。

7.母親自身の記録
産後はホルモン変化の影響などで、マタニティ・ブルーズになるママもいます。マタニティ・ブルーズとは、分娩直後の数日間に発現する経度の精神障害のこと。通常は数時間から数日程度といった一過性の経過をとります。出産や育児について感想をメモしておき、不安があれば医師に相談しましょう。

8. 受胎調節指導
計画的な出産のための避妊方法について指導があれば、医師や実地指導員が記入を行います。

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