第2回:インフルエンザ予防&冷え予防!

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助産師が答える妊婦Q&A

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 Q.妊娠していて、新型インフルエンザの感染が心配です。どのような対策をしたらいいですか。

 A.このたび(2011年)日本国内で流行した新型インフルエンザは、かかった人のほとんどが軽症のまま回復しています。でも、場合によっては重症化することがあると報告されていて心配になりますね。

特に、持病のある人(慢性呼吸器疾患・慢性心疾患・糖尿病など代謝性疾患・腎機能障害・ステロイド内服などによる免疫機能不全)やお年寄り、そして、乳幼児や妊婦さんなどの重症化が報告されています。

この新型は、普通のインフルエンザと違ってほとんどの人が免疫を持っていないので、はやるときは爆発的にはやる可能性があるので、ぜひ、正しい対策を身につけて、乗り切りたいものですね。


1.感染経路を知って正しく予防しよう!

季節型インフルエンザも新型インフルエンザも、感染している人の咳(せき)やくしゃみ、つばなどの飛沫と一緒に飛び散って出たウイルスを、のどや鼻から吸い込むことによって感染します(飛沫感染)。また、飛沫が付着したものを手で触ったりして、口や目、鼻の粘膜から感染するケースもあります。

そこで、次のような予防策がとても大切になります。

(1)正しい「手洗い」・・・ウイルスは石けんに弱い

新型インフルエンザに限らず、感染症に対して有効な予防方法は「手洗い」です。手に付着したウイルスを体内に侵入させないよう、外から帰ったとき、食事の前、調理の前、トイレの後などは、こまめに手を洗いましょう。

手を洗うときは石けんを使って、指先や爪の周り、親指の周り、手首や手のしわなどにウイルスが残りやすいので、洗い残しのないように丁寧に洗うことが大事です。

そして、乾燥した清潔なタオルや使い捨てタオルで水分をしっかりとります。手が洗えない場合などでは、市販のアルコール消毒液などを利用するのも一つの方法でしょう。


(2)うがい・・・20秒間のガラガラうがい

空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下するため、インフルエンザにかかりやすくなります。のどに潤いを与え、粘膜の働きを取り戻すためには、うがいがおすすめです。


(3)外出とマスク・・・上手に利用

なるべく人混みの多いところへの外出を避け、感染の機会をできる範囲少なくしましょう。人ごみに行く場合や乗り物に乗るときは、マスクを着用し、飛沫感染の予防をしましょう。マスクで完全には予防できませんが、手洗い・うがいを合わせると効果があるといわれています。

2.日常生活の改善で免疫力を上げよう!

体の免疫力が弱っていると、感染症にかかりやすくなります。
ふだんから、十分な睡眠とバランスのよい食事(基本は旬な食材を取り入れて、いろんな食材をまんべんなく、腹八分目にしっかり噛んで食べること。)、ストレスをためないように自分なりのリラックス法(趣味や音楽、親しい人とのおしゃべり等)を心がけるなど、免疫力が落ちないようにしておくことも大事です。

体を冷やすと、風邪をひきやすくなりますので、これから秋から冬に向かって、特に冷え予防の対策も必要ですね。

■冷え予防対策

(1)食事:冷え予防の食事は、"食べ物は温めたものを食べる"のが基本です。

煮る、ゆでる、焼く、炒めるなど加熱調理したものを、温かいうちに食べるように心がけてください。加熱調理し、体を温める香味野菜(しょうが、ねぎ、にんにく、しその葉など)をプラスしたり、体を温める香辛料(コショウ、唐辛子、シナモン、わさび等)をうまく使って食べると、体を温める食べ物になります。ティータイムには生姜・はちみつ入りの紅茶は体が温まりますのでお勧めです。

(2)シャワーでなくバスタブでの入浴を

シャワーは体を冷やします。バスタブに入り、体を温めましょう。少しぬるめの湯で、半身浴はリラックス効果もありますし、体も温まります。


(3)冷やさない身体の部分

首・肩・背中・腹部・腰部・下肢などは風邪をひかないためや妊婦さんにとって冷やさない方が良い身体の部分です。マフラー・ショール・腹帯(岩田帯・腹巻き式・ガードル式など)ひざかけ・レッグウォーマーなどで、冷やさないように工夫ましょう

3.その他

(1)家族の感染予防について

家族も感染予防に心がけ、妊婦さんの家族からの感染予防も大切です。
家族が感染したら、1週間くらいはできるならば部屋を別にして過ごし、感染した家族も妊婦も室内でもマスクをして、感染者の過ごす部屋はまめに換気をし、感染者との接触時は手洗いを十分にしましょう。家族が感染した時は、かかりつけの産婦人科にそのこと伝えて、ご相談しましょう。

(2)インフルエンザワクチンの接種について

新型インフルエンザワクチンについて、接種時期や優先順位は厚生労働省から基本方針が公表されました。厚生労働省HPの新型インフルエンザワクチン関連情報に情報が載っています。一度ゆっくり読んでみてください。妊婦は11月以降の接種になるようですが、具体的な接種の開始の要項は市町村単位で異なるということです。接種については、かかりつけの産婦人科医師に前もってご相談しておかれるといいでしょう。

(3)最新の情報について

このたび(2011年)流行している新型インフルエンザについては、その特徴などが徐々に分かってきています。今後も対応に関しての最新情報に注意することが必要です。

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