第42回:つわり時の食事対策

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助産師が答える妊婦Q&A

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Q.つわりが始まったばかりです。吐くこともありますし、いつも気持ち悪くて食べられません。赤ちゃんのために栄養を取らないといけないと思っていても食べられないので辛いです。つわりの時の食事について、対策があったら教えてください。


A.赤ちゃんのために頑張って食べようとしていらっしゃるのですね。
吐いたり、吐気があると辛いですね。つわりのころは、まだ胎児も小さいので栄養をたくさんとる必要はありません。食べられないことに神経質になって、そのことでストレスをためないようにした方がいいでしょう。つわり時の食事対策についてお伝えしましょう。


【1】 空腹にしない。小分けにして食べる。

空腹になると気分が悪くなる方は、朝起きた時すぐにおにぎりとかクラッカー、パンなどつまめるように、枕もとに置いておき、起き上がる前に少しつまんで、落ち着いてから起きると吐気が楽な場合があります。
食事と食事の間も、少し空腹になってきたら、何かつまめるものを用意しておいて少し食べておくというのもあります。一回量は少なくして、小分けにして回数を増やして、あまり空腹にしない程度に食べ、1回で食べ過ぎないようにするのがポイントです。


【2】冷やしてから食べる。

食べ物の匂いとか湯気を嗅ぐのが辛いという人も多いです。そういう方は、一たん食事を冷蔵庫に入れ、冷やしてから食べるという方法もあります。冷たい物の方が、吐気のあるときは胃に収まりやすいです。


【3】調理を簡単に。家族に食事を作ってもらったり宅配も利用。

調理時の匂いや湯気で作る途中に気分が悪くなる場合も多いです。そのような場合は、調理済みのお惣菜を買ってきたり、冷凍食品を利用したり、短時間で用意ができるようなものにしましょう。可能ならば家族に協力してもらって作ってもらうのがいいですね。調理ができないご主人だとしたら、この機会に家族のために頑張ってもらいましょう。ご主人にとっても、子育ての前準備としてのよい経験になるでしょう。宅配(調理済み料理)の電話番号をいくつか知っておくと、困ったときに助かりますね。今だけだと割り切って、いろいろと利用しましょう。


【4】飲み物と食べ物を別に取る。

飲み物と食べ物を別々の時間に取ったほうが、吐きにくい場合があります。水分を食べ物と一緒に取った場合、一度に胃が大きくなったり、胃液が水分で薄まるということもあるからです。少しずらして取るといいですね。


【5】油ものの取りすぎに注意。

油を多く含んだ食べ物は、消化に時間がかかることもあり、吐き気を伴うことが多いです。油ものをむしろ食べられるという方も、食べ過ぎには注意しましょう。


【6】あめやガムなどを食べる。(グミ・ラムネのようなものでもいいでしょう。)

生唾が出て飲み込めなくてつらい方は、キャンディーなどをなめるといいようです。虫歯が気になる場合がありますが、一時的にはやむを得ないでしょう。キシリトール入りは、多く摂取すると下痢を起こすこともあるので注意が必要です。


【7】氷をなめる。

水は飲めないけれど、氷なら大丈夫だったりすることは多いです。生唾が出ても氷で良くなる場合もあります。ただ、体が冷えてしまうほど氷を食べ過ぎると、胃腸の働きにもよくないですし、過剰にとるのは控えましょう。


【8】吐くことを怖がらずに食べる。

食べたら吐いてしまうからと、食べないでいるよりも、吐いてもいいから少しずつ食べられるものから食べた方がいいです。消化のいいものなら、吐いても全部ではなく幾分かは消化吸収されます。つわり中に食べられる物は、一人一人違うものです。あなたが食べられる物を少しでも見つけられるといいですね。


*つわりの強い間は、栄養のバランスなどはあまり神経質にならず、食べられる物を食べたいときに取ってのりきりましょう。徐々に症状が軽くなり、いずれはおさまります。

どうしても食べられず、嘔吐が続き、水分も取れなくなってくると、脱水症状をおこす可能性があるので、体重が急に減ってきたり、尿量が明らかに少なくなってきたら、病院に行って相談されることをお勧めします。


(2010年8月更新)

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