妊娠中、産後の体重コントロールが重要な理由とは?

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妊娠と身体・健康

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妊娠前、妊娠中、そして産後を通じて、体重の変化はママたちにとって、大きな気がかりのひとつですね。

「ママになっても体型を崩したくない」
「妊娠中に体重が増えすぎると産後元に戻すのが大変」

こんなふうに感じているママも多いことでしょう。
妊娠、出産を経験した方ならご存知の通り、産婦人科でも体重管理について指導されます。
そのため、太ってはいけない、できるだけ体重は増やさないほうがいいと考えているママも少なくありません。

しかし、妊娠中に適切に体重を増やさないと、低出生体重児(2500g未満で生まれてくる赤ちゃん)が産まれる可能性が高くなることがわかっています
日本の赤ちゃんの出生体重は、30年前と比べると平均で250g減っており、低出生体重児の割合も増える傾向にあります。

◎ママの体重は赤ちゃんの将来に影響をあたえる

低出生体重児は、将来、生活習慣病になりやすいなどのリスクがあることが、最近の研究でわかってきています

たとえば、やせすぎで、体重増加も不良というママのお腹にいた赤ちゃんは、ママから十分な栄養を与えられないため、赤ちゃん自身も低栄養になりがちです。
胎内で十分な栄養がとれないので、赤ちゃんはお腹の中で「外の世界は食べ物がない」と認識します。
すると、食料不足の環境に適応できるようにと、低栄養でもしっかり吸収できるような省エネ体質になってしまうことがあるのです。

しかし、実際には飽食といわれる世界に生まれてくるわけですから、体質と環境がミスマッチを起こし、他の人と同じ食事をとっていても、糖尿病や肥満などの生活習慣病になりやすくなることがあるのですね。
さらに、低栄養状態にさらされている期間が長いほど、発育や発達にも影響し、生まれてからさまざまな発育遅延が起こる可能性さえあるのです。

小さく産んで大きく育てるのがよいとされる傾向がありますが、ママと赤ちゃんの健康や疾病予防の視点から考えれば、それは古いといわざるを得ません。
妊娠中に体重が増えても、適切な増加量(下記参照)であれば、産後の体型に影響することはありませんので、赤ちゃんのためにも、体重を増やすことを恐れないでくださいね

〈妊娠前の体型別・適正体重増加量〉

BMI=体重(kg)÷[身長(m)×身長(m)]
やせ(BMI18.5未満)→9〜12kg
標準(BMI18.5〜25未満)→7〜12kg
肥満(BMI25以上)→個別対応

◎太りすぎは出産で苦労する?

適正な体重増加は必要ですが、妊娠中に太りすぎてしまうと、妊娠糖尿病になる可能性が高くなります。
さらに妊娠高血圧症候群や早産のリスクも高まります。
また、赤ちゃんが4000g以上の巨大児になったり、産道に脂肪がつきすぎることもあります。
これらが原因となり、陣痛が弱まって出産時間が長くかかったり、出産時に赤ちゃんが出てこられず帝王切開になる、といったリスクが出ることも。

妊娠中はやせすぎも太りすぎも、リスクがあるということ
だからこそ、しっかりとした体重コントロールが必要なんですね

◎体重コントロールは「食」と「運動」で

体重コントロールを行うには、摂取と消費のバランスを考えることが大切です
妊娠初期は運動ができないので、食事である程度体重のコントロールをしましょう。
妊娠16週以降、体調が安定してきたら、食事内容や食事量を考えた体重管理を引き続き行いながら、少しずつ体を動かしてカロリーを消費するようにします。
同時に、出産に備えて体づくりやボディケアも行っていくといいですね。

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