産後のママの体の変化〜悪露、後陣痛、軟産道、骨盤底筋群、母乳分泌について

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妊娠と身体・健康

L17_98510486_XS.jpg帝王切開後、自分の体がどんなふうに変化していくのか、多くのママが気になるところですよね。
産後の体の変化は、帝王切開であっても、基本的には経腟分娩の場合と同じです。
変化は大きく分けて2つ。
ひとつは、子宮や卵巣などが妊娠前の状態に戻ろうとする「退行性変化」、もうひとつは母乳分泌などの「進行性変化」です。
これに加え、帝王切開をしたママには、開腹手術からの回復に伴う変化があります。

◎悪露の変化と対処法

分娩後に見られる膣からの出血を「悪露」といいます
胎盤が子宮壁からはがれたところから出た血液、リンパ液、子宮内膜のかけらなどです。
これは、帝王切開、経腟分娩のどちらでも必ずあるものです。

悪露は産後3〜4日くらいまで量が多く、5日以降は徐々に少なくなっていきます。
ただし、産後1カ月くらいは持続するので、生理用ナプキン(少ない日用)はあてておいたほうが安心でしょう。

悪露の色は、赤色から徐々に褐色、うすい黄色、白色へと変化していきます。
悪露の色や量は、産後の子宮や体の回復を知らせる大切なサインですから、自分でもチェックしておくといいですね。

一旦少なくなっていた悪露が再び増えたり、レバーのような血の塊が出たりするのは、子宮収縮がよくないことがあるので、すぐに看護スタッフや医師に相談してください。
また、帝王切開では外陰部に傷はありませんが、子宮内の胎盤がはがれた部分への感染予防のためにも、産褥パッド(ナプキン)はあてっぱなしにせず、こまめに交換してくださいね。

◎後陣痛は子宮が戻るサインなので安心して

出産後、生理痛のような痛みを伴うことがありますが、これは後陣痛というもの。
子宮が元の大きさに戻ろうとしているよいサインなので、心配しないでくださいね。
なお、膀胱に尿がたまっていると、子宮復古の妨げになり、膀胱に尿が100mlたまっていると、子宮底が1cm上昇するといわれています。
帝王切開後は、お腹に傷があるので、立ったりしゃがんだりといった動作が億劫になり、トイレに行く回数も少なくなりがちですが、食事の前や授乳の前など、時間を決めて、4時間おきくらいに排尿するようにしてみてください

◎軟産道、骨盤底筋群の変化

軟産道とは、赤ちゃんの通り道のこと。
子宮下部や子宮頸管、膣、外陰部までをいいます。
これらは、経腟分娩で赤ちゃんが通過するとき最大の圧迫を受けるため、完全に妊娠前に戻るのは難しいので、放っておくと産後の尿もれなどの原因になることも。

これは、帝王切開であっても無関係ではありません。
骨盤底筋群や靭帯の一部は、妊娠期間に赤ちゃんの成長に伴って重みを増す子宮を支えています。
つまり、赤ちゃんの通り道にはならなくても、長期間、ある程度の負担やダメージを受けているわけです。
帝王切開後でも、軟産道や骨盤底筋群の回復を促す運動を、各自の体調に合わせて行うようにしてくださいね。

◎乳房、母乳分泌について

出産後、乳房は乳汁分泌が始まるため、乳腺がさらに発達し大きくなります。
帝王切開での出産をしたママの心配ごとのひとつに、おっぱいが出るかどうか、手術後でも授乳ができるかどうかということがありますね。
でも、経腟分娩でも帝王切開でも、母乳がつくられるメカニズムは同じ。
母乳のもととなるのはママの血液で、プロラクチンというホルモンの作用により、乳汁が産生されます。
そして、オキシトシンの作用によって射乳反射が起こり、乳汁が分泌されます。

プロラクチン、オキシトシンという重要な2つのホルモンは、赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激によって分泌されます。
つまり、産後早いうちから赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことがとても大切なんですね。

帝王切開の場合、産後の直接授乳が遅れる傾向にありますが、ママの気持ちとやる気、看護スタッフのサポートがあれば大丈夫。
とはいえ、帝王切開後のママはとても疲れていますから、あまり頑張りすぎないで。
まずは体の健康を優先させ、少しずつおっぱいをあげるようにしてくださいね。

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