授乳・調乳指導、沐浴指導、退院指導...退院までに行われる保健指導の種類と目的

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赤ちゃんの身体・健康

L20_102785324_XS.jpg退院前に行われる、「保健指導」には、次のような目的があります。

・ママに、産後の体の変化とセルフケアについて知ってもらう
・授乳、おむつ交換、沐浴など基本的な育児技術を身につけてもらう
育児に必要な基本的知識を知ってもらう

どれも大切なことですし、退院してからすぐに必要なことばかりですね。
帰宅する前に、しっかりと指導を受けておけば、何かあっても慌てずに対処できます。

さて、帝王切開後の入院期間は、昔の2週間に比べると、7〜8日前後と短くなりました。
とはいえ、経膣分娩の場合より2日程度長いのが普通です。
実際には、帝王切開後のママの体の回復に応じて、退院までのスケジュールが立てられるので、多くの施設では授乳指導以外は、産後5日目以降に行われています。

今回は、保健指導の種類と内容について紹介しますので、参考にしてくださいね。

◎授乳指導

説明を受けながら、実際に赤ちゃんを抱っこして、直接ママのおっぱいを吸ってもらいます
初産婦さんは、抱っこも初めてという人が多いと思いますので、まずは抱っこのしかたから習うことになるでしょう

抱っこの姿勢にもいろいろありますが、帝王切開後しばらくは、お腹の傷に赤ちゃんがあたると痛いので、授乳クッションでガードしたり、「フットボール抱き」という脇抱きがおすすめです。

手術から日が浅く、上半身を起こすのがつらいときや疲れているときは、添い寝で授乳すると楽ですよ(添え乳)。
この方法だと、退院後、夜間の授乳の際も助かりますね。
ただし、この姿勢でママが先に眠ってしまうと、赤ちゃんを窒息させてしまうこともありますから、十分注意してください。

母乳育児にとくに力を入れている病院では、母乳のメリットや母乳分泌のメカニズムの説明、分泌を促進するための乳房マッサージの指導なども行っています。
2人目、3人目の出産で授乳に慣れている先輩ママなら、詳しい説明は省略することも。
もちろん、その場合でも、手術後すぐに全てをひとりで行うのは、体への負担が大きいですから、しばらくは看護スタッフがサポートしてくれるでしょう。

◎調乳指導

市販のミルクのつくり方、哺乳瓶の消毒方法、ミルクを足すタイミングなどの説明があります。

◎沐浴指導

生まれてから約1カ月間は、赤ちゃんは大人とは別にお風呂に入れます
沐浴始動では、目的、必要なもの、お風呂に入れてよいかどうかを判断するポイントなどの説明があり、実演もあります。
説明からお湯や着替えの準備、お風呂上がりのへその消毒、着替え、質疑応答などトータルすると、約1時間ほどかかるので結構疲れるものです。

集団指導が多いですが、見ているだけでは不安というママは、看護スタッフに相談してみて。
自分の赤ちゃんを沐浴することができることもありますよ。
でも、帝王切開後のママはお腹の傷もあり、まだまだ本調子とはいえないので、くれぐれも無理をしないようにしてくださいね。

◎退院指導

大体、産後5日目以降〜退院前日までに、集団指導で行われます。
内容は次のようなものです。

・ママの体や心の変化(産後1カ月頃まで)
・退院後のすごし方
・家族計画
・新生児の体の特徴
・観察ポイント、起こりやすい症状・対処方法

母子ともに経過が順調ならば、次の受診は1カ月健診です
この間の生活や育児で困らないよう、たくさん説明を受けると思いますが、全て覚えておくのは無理ですよね。
とりあえず、重要な言葉だけでも覚えておき、質問の時間があれば聞いておきましょう。
また、困ったときの相談窓口や受診の方法も教えてくれますから、メモしておくことも忘れないでくださいね。

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