帝王切開ゆえに揺れるママの心。ひとりで悩み傷つかないで前に進むために

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産後の身体ケア

L28_123979749_XS.jpg帝王切開で赤ちゃんを産んだママには、普通分娩(経膣分娩)のママとは違う、特有の悩みや心の揺れがあることがあります。


◎ママが赤ちゃんより先に退院したとき

赤ちゃんの要因により帝王切開になったケースでは、生まれた赤ちゃんがNICUに入院するなどで、ママが先に退院することがあります。
このような場合、ママは赤ちゃんに対して申し訳ないという気持ちがわき、出産体験に対する否定的な感情が強くなってしまうことも。
それを引きずったままだと、マタニティブルーになったり、育児に自信がもてなくなることもありますね。

ママの気持ちはとてもよくわかります。
自分のせいではないのに、小さな体で頑張っている赤ちゃんを見るにつけ、つい自分を責めてしまう。
でも、先に退院したのなら、この時期に自分の体調を整え、今できることをやるように気持ちを切り替えてほしいなと思います。
体の回復状態に応じて赤ちゃんに面会に行く、搾乳して保存して持っていくなどですね。
また、早産だった場合は、準備が間に合わなかった育児用品をこの機会に揃えておくのもいいでしょう。
面会に行けば、抱っこしたり授乳したり、ミルクをあげたり。
看護スタッフにいろいろな相談もできますから、前向きな気持ちで自分なりに赤ちゃんに接することが大切ですね。


◎帝王切開だけにある後遺症ってあるの?

次の子の妊娠・出産を考えるとき、帝王切開特有の後遺症があるのでは?と心配するママもいます。

帝王切開を受けても、更年期障害やホルモンバランスが崩れやすくなることはありません
また、次回、妊娠しにくくなることも通常ではないので、安心してくださいね。
次の子のときにも帝王切開になることがほとんどですが、赤ちゃんへの影響はまずありませんから、心配は無用ですよ。


◎友人や義母からのひと言に傷ついたら...

「帝王切開だったから痛くなかったよね」「楽だったね」と友人にいわれたり、義母からは「次はちゃんと産んでね」といわれたり...
なにげないひと言に傷ついたというママの声、とても切実ですね。

経験したことのない人には、ママの痛みはわかりません。
知らないからと、安易に口にしてしまう言葉だったり、励ますつもりでいった言葉が、ママを傷つけてしまうのでしょう。
だからこそ、経験していない人、知らない人の言葉には振り回されないでください

もし、そんなことをいわれたら、はっきりと悲しいと伝えましょう。
出産は、辛さを耐えたことの自慢や痛さ自慢をするものではないですよね。
どのような方法であっても、無事に赤ちゃんを産むことがいちばん大事。
そして、傷ついたことで気づくこともたくさんあるはずです。
どうか、ひとりで悲しんでいないで、事実を受け止め、前に進んでくださいね。


◎赤ちゃんに愛着がわかないのはおかしいの?

緊急帝王切開になり、気がついたら終わっていたという出産だったため、「自分で産んだ」という実感がもてないという悩みも耳にします。
帝王切開だと愛情が芽生えにくい、なんて無責任なことをいう友人がいたりすると、ますます不安になってしまいますよね。

でも、母性や愛情と出産方法は無関係です。

帝王切開で出産すると、マイナスなことをつい帝王切開のせいにしてしまいがちですが、経膣分娩でも、赤ちゃんとうまく接することができない人もいます。
ですから、頑張りすぎず、自分を責めず、ゆっくり時間をかけて赤ちゃんと向き合っていけば大丈夫
焦りは禁物ですよ。


◎陣痛を体験できなかったことで強い喪失感が...

妊娠したら経膣分娩をするものと思っていたのに、それができなかったことで、女性として否定されたような気持ちになる。
でも、赤ちゃんが無事に生まれたのに、そんなふうに否定的に考えてはいけない、そんなふうに思う自分がおかしいのだろうか、と誰にもいえずに悩んでいるママはいませんか?

でも同じ帝王切開でも、陣痛があった人、なかった人、緊急だった人予定だった人、パパの立ち会いができた人できなかった人がいて、捉え方もさまざまですよね。

帝王切開を負い目に感じ、経膣分娩をうらやましく思い、自分の体験を人に話せない。
そんなママにお伝えしたいのは、「産み方にこだわりすぎないで」ということです。
大切なのは産み方より育て方
目の前にいる赤ちゃんの今の笑顔を見逃さないようにしてくださいね。

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