関節・骨・筋肉の病気は、赤ちゃんの動きを日頃からよく観察して早期発見・治療を

  • facebook
  • twitter

赤ちゃんの身体・健康

N34_25737221_XS.jpg日々、発達・成長を続けている赤ちゃんの骨や筋肉。
体を形成する上で、骨や筋肉や関節はとても重要なパーツですが、股関節脱臼や内反足、O脚・X脚といった病気もあります。
発達中ゆえに弱い部分もありますが、治るのも早いのが赤ちゃんの体の特徴です
日頃から赤ちゃんの動きを観察し、気になる症状を早く発見し、適切な治療を行うことがとても大切ですね。

◎内反足

足の裏が内側を向いている状態を内反足といいます。
2対1の割合で、男の子に多い病気です。
アキレス腱や靭帯などの組織が生まれつき縮まっていたり、かかと周りの骨の並び方に異常があることが原因とされています。

〈治療とホームケア〉
早めの治療開始が効果的なので、生後1週間くらいから、整形外科で治療を始めます
医師が手の力で足を正しい位置に整え、ギプスで足を固定した後、定期的に通院し、固定の状態を確かめながら、ギプスの位置を修正し、経過を見ていきます。
ギプスで治らない場合は、矯正用の装具を使います。
治療にかかる時間は、症状によっても違いますが、5歳頃まで装具靴を履いて治療するケースもあります。

症状によっては治療に長時間かかることがあり、装具靴をつけるようになると、昼間と夜間で靴のタイプを替える必要も出てくるでしょう。
ママやパパ、家族や周囲の人たちの理解とサポートが大切ですね。

◎発育性股関節形成不全(股関節脱臼)

太ももの骨が臼蓋(骨盤にある受け皿)からはずれてしまった状態が、発育性股関節形成不全です。
原因のひとつと考えられているのが、オムツのあて方などの育児環境です。
赤ちゃんの足はカエルのように広がったM字形ですが、関節がまだゆるいので、足を伸ばした状態で抱っこしたり、オムツを替えたりすると、股関節がはずれることがあるのですね。

〈治療とホームケア〉
健診で見つかることが多いので、1カ月、3カ月健診は必ず受けましょう。
生後3〜6カ月頃から治療を始めれば、ほとんどが治ります
軽症なら、オムツをゆるめにあてる、股を開いて抱っこするなどで、治ることもあります。
それでも治らないときは、リーメンビューゲルというバンドを装着し、股関節を広げた状態を保つという治療方法がとられることも。

日常生活の中では、オムツはゆるめにあて、赤ちゃんがしっかり股を開いた姿勢を保てるようにしてあげてください。
抱っこも足を伸ばさず、しっかり開かせて抱っこするよう心がけるといいですね。

◎O脚・X脚

赤ちゃんの多くはO脚ですが、5歳頃までにはまっすぐになるものです。
一方、関節がゆるく、筋肉が弱い体質だと、3歳頃になるとX脚になることがありますが、これも7歳くらいにはまっすぐになってきます。

〈治療とホームケア〉
2歳すぎてもO脚で、自分の足にひっかかって転ぶ、ひざの間に大人の握りこぶしが入ってしまうといった症状がある場合は、整形外科を受診したほうが安心でしょう。
X脚も、2歳以下でくるぶしの間が広く、程度が強い場合は、念のため受診するとよいでしょう。

◎筋性斜頸

赤ちゃんの頭がいつも一方を向いているようなら、筋性斜頸を疑ってみましょう。
耳の後ろから鎖骨までのびている筋肉が生まれつき短く、短いほうの筋肉に首が引っ張られて、頭が傾いてしまうのです。
生後間もなく、片方の耳の横にソラマメ大のしこりができ、2〜3週間で最大になりますが、しこりが小さい場合は、1カ月健診まで気づかないことも多いでしょう。

〈治療とホームケア〉
向きにくいほうを向かせる工夫で、1歳ころまでに8〜9割の赤ちゃんが自然に治ってしまいます
次のようなことを心がけてみてください。

①しこりのある側から話しかける
②音の出るおもちゃなどをしこりのある側に置く
③しこりのあるほうに明るい窓がくるように寝かせる
④添い寝するときは、しこりのある側にママが寝るようにする

こうした工夫を続けても、2〜3歳までに改善しないと、顔の形が非対称になったり、背骨が曲がったりすることもあります。
この場合は、適切な時期に、首の筋肉の一部を切り離す手術を行うことがありますので、整形外科の医師とよく相談してくださいね。

無料会員登録

  • 妊娠したら、すぐ買うセット
  • 出産準備セット